テーマ別研修・基本プログラム
新人指導力強化研修
対 象 者 | 中堅社員(入社6年目以上程度の一般職)、若手社員(入社3~5年目程度) | ||
基本時間 | 7時間 | ||
研修形態 | 基礎理論の講義、演習、フィードバック講義で構成。 | ||
演習形態は、割合が高い順に ①グループ討議 ②ロールプレイング |
▮研修のねらい
新人の指導や問題解決支援の基本に加え、”成長意欲や帰属意識の強化” や ”自立に向けた育成” への対応方法を、講義や演習を通じて習得します。
▮研修プログラム
7時間コース |
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1.オリエンテーション
2.新人との関係づくり (1)信頼を得るための4つの要因 (2)誠実に対応する (3)コミュニケーションを活性化する ①挨拶をする、声をかける ②相談することへの安心感を与える ③相手を尊重する ④話を聴く態度を整える
3.新人の思いを引き出す (1)話の展開の基本 (2)質問の留意点
4.新人指導の実践 (1)指導の定義 (2)わかりやすく教える ①相手の知識レベルに留意する ②改善点をわかりやすく示す ③理解度を確認する |
(3)育成効果が高まるよう教える ➀行動基準を身に付けさせる ②根拠をわかりやすく示す ③役割を教える (4)自己肯定感が高まるよう教える (5)育成効果が高まるよう説得する (6)行動を強化する
5.仕事にやりがいを持たせる (1)やりがいの重要性 (2)積極性を高める働きかけ方 (3)自主性を引き出す仕事の割り当て方 (4)成功体験をさせる
6.新人の支えになる (1)問題解決支援の姿勢 (2)育成につながる問題解決支援 (3)心を支える
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演 習 の 一 部 紹 介 |
わかりやすく教えるためのポイントを確認する演習 演習を通じて、改善点を示す際の留意点を確認します。 |
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演習(資料の作成) ※こちらの無断使用はお断りいたします。 新人の青木君は、何事にも一生懸命で覚えが早く、担当する仕事も増えてきた。ある時、青木君に2つの資料作成(A資料、B資料)を指示した。納期はともに一週間後だ。 納期を迎え青木君は2つの資料を提出してきた。それを見ると、明らかに内容の水準に差があった。尋ねると青木君は「すみません。A資料に時間が取られ過ぎて、B資料を1日で仕上げることになってしまいました」と言ってきた。
演習(新人のミス) ※こちらの無断使用はお断りいたします。 新人の高木君が駆けつけてきた。そして「すみません。処理手順を間違えてしまいました」と言ってきた。ただ、報告が迅速だったため、トラブルを防ぐことができた。 処理手順を間違えた原因は、手順書の確認不足だった。仕事の慣れによる油断から、手順書を見ずに作業を進めていた。
【設問】どのように改善点を伝えますか。 |
基本プロセスに基づき教える演習 教え方の基本プロセスに基づき、指導のロールプレイングを行います。 |
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演習(加藤君の対応) ※こちらの無断使用はお断りいたします。 多田さんは新人の加藤君に「この書類を15部印刷して、このリストに書かれている人に渡して欲しい。もし不在の人がいたら教えて欲しい」と指示をした。
夕方になった。多田さんは心配になり加藤君に「例の書類は渡してくれた?」と確認した。 すると加藤君は「はい。午前中のうちに渡し終わっています。全員いらっしゃいましたので、問題無く終わっています」と返事をしてきた。
【設問】基本プロセスに基づき、加藤君を指導してください。 |
研修のカスタマイズ |
(新人指導力強化研修の実施事例を併せてご参照ください)
基本プログラム一覧 |