テーマ別研修・基本プログラム

人事考課研修


  対  象  者 一次考課者  
  基本時間 7時間  
  研修形態 基礎理論の講義、演習、フィードバック講義で構成。  
  演習形態は、割合が高い順に  ①個人演習  ②グループ演習  ③ロールプレイング
 

  ▮研修のねらい

人事考課の目的や仕組みを理解したうえで、”評価の実践力” ”育成面接(フィードバック面接)の実践力” を強化します。貴社の制度に基づきカスタマイズし、実情に合った内容で進めます。

  • 人事考課の目的や仕組みなどの基礎部分をしっかりと理解します(貴社の制度を踏まえます)。
  • 評価の基本手順と評価エラー防止のポイントを確認します。そのうえで、ミニ演習を繰り返し、評価の進め方の理解を深めます。
  • ケースに基づく評価(個人演習) ⇒  グループでの評価結果の共有  ⇒  グループによる再評価と自身の評価の改善点の確認により、評価の実践力を強化します。
  • 育成面接(フィードバック面接)の準備と進め方を理解します。また、面接のロールプレイングを行い、実践力を強化します。

着実に理解が進むよう、段階的にわかりやすく進めます。

  ▮研修プログラム

 

7時間コース

 
 

1.オリエンテーション

 

2.人事考課の基礎理解

(1)人事考課の目的

(2)成果評価とプロセス評価の関係性

(3)評価の基本手順

(4)行動や結果の選択

  ①対象となる行動や結果とは

  ②行動観察と結果把握のポイント

  ③日頃の観察以外での把握方法

(5)評価要素の選択

  ①要素選択のルール

  ②つながりの強い要素選択

  ③評価要素の定義の理解

(6)評価ランクの選択

  ①絶対評価が基本

  ②成果評価とプロセス評価の留意点

  ③中間項を踏まえる

(7)評価エラーと防止のポイント

3.ケースに基づく評価演習

(1)個人による評価

(2)グループでの結果共有

(3)グループによる再評価

 

4.育成面接(フィードバック面接)の進め方

(1)育成面接の目的

(2)事前の準備

(3)コミュニケーションの基本の確認

(4)面接の進め方

  ①面接の趣旨を明確に伝える

  ②話しやすい雰囲気をつくる

  ③部下の意見を引き出しながら進める

  ④部下の同意を得る

 

5.ケースに基づく面接のロールプレイング

(1)事前の準備

(2)面接のロールプレイング

(3)部下役からのフィードバック

 

演 習 の 一 部 紹 介

絶対評価の必要性を確認するミニ演習

演習を通じて、相対評価により生じる問題や絶対評価の必要性を確認します。

演習(屋台販売)一部のみ掲載 ※こちらの無断使用はお断りいたします。

今年度の売上目標は1億円です。販売員は10名で、1人1台屋台を保有しています。

販売員の等級は全員同じで、販売場所などの外的要因は全て公平です。

~以下省略

 

【設問】評価ランクを相対評価で決めた場合、どのような問題が生じると思いますか。

仮評価を付ける実践演習

基本手順に基づき評価を行い、実践力を強化します。

演習(山下さん(6等級)の人事考課)一部のみ掲載 ※こちらの無断使用はお断りいたします。

~前半省略

山下さんの排水処理対策の対応期間は一ヶ月である(実質22日間うち予備日3日間)。山下さんは上司とともに自身の業務調整を行い、排水処理対策として1日2時間程度の時間を確保した。

 

また上司は、若手の木田さんの育成のため、山下さんから仕事の姿勢や問題解決方法を学んで欲しいと考えた。そこで、山下さんにその趣旨を伝えたうえで、若手の木田さんをサポートに付けることを提案した。山下さんは承諾し、2人体制で進めることとなった。

 

ところが山下さんは木田さんに対し、「必要に応じて指示するから、普段の業務を進めていていいよ」と伝え、1人で作業に入った。まずは、工場の水使用量と排水量を4日間チェックし、1日平均1トン程度の差があることを突き止めた。

次に、工場内に施設されている側溝のひび割れ調査を行った。一つひとつのひび割れと、そこから漏れ出る水の量を調査するのだが、この作業が想定以上に時間がかかり、木田さんにサポートを指示した。ただ、木田さんは要領を掴めず、結局、山下さんだけで誤差である1トン分の水漏れが発生している5カ所のひび割れを特定した。計画より1日遅れである。

 

山下さんは進捗の遅れを取り戻すため、急いで改修業者との調整に入った。ひび割れ箇所を確認してもらい、改修計画の策定を進めた。改修計画の策定は3日間の予定だったが、2日間で上司への承認までを終わらせた。それにより、進捗の遅れを取り戻すことができた。

木田さんがほとんど参画できていない実情を知った上司は、山下さんに対して木田さんも参画させるよう依頼した。

 

そこで山下さんは、木田さんに対して改修計画を説明し、「工場長に計画を説明しておいてくれ」と指示をした。その2日後、計画通り、時間外に業者を呼び改修工事に入った。

~中略

 

翌朝、現場が「まだ段取りができていない。勝手に工事を進めるな」と言ってきた。工場長に対する木田さんの説明に不備があったのだ。木田さんの理解不足から生じた不備である。大きな影響は出なかったが、工事初日に現場作業の一部に遅れが生じてしまった。しっかりと連絡ができていれば、遅れを生じさせないための調整ができたことは事実である。

 

ただ、そのトラブルを除けば、工場や改修工事業者との対応や調整は円滑にできており、その結果、予備日3日を残し、難しい一連の作業を終えることができた。

 

上司は木田さんに感想を聴いた。木田さんは「たんに足手まといで終わってしまいました」と元気なさげに返事をした。返事を受けた上司は、木田さんをフォローした。

 

【設問】今回の山下さんの対応について、仮評価を付けることにしました。

    基本手順に沿って情報整理シートをまとめてください。そのうえで、評価表をまとめてください。

研修のカスタマイズとフォロー

  ▮研修プログラムのカスタマイズについて人事考課研修の実施事例を併せてご参照ください)

  • 現在の問題点(考課者の問題、制度上の問題など)などをお教えいただければ、問題解決につながるよう、できる限り対応いたします
  • 貴社の人事考課制度の基づき、内容をカスタマイズいたします。また、評価演習や面接のロールプレイングの際は、貴社の評価表を用います。

  ▮研修後のフォローについて

  • ご要望に応じて、フォローアップ研修(評価や面接の振り返り、研修の復習、能力強化、今後の課題形成)を実施いたします。実施のタイミングは、貴社における人事考課を終えた後となります。

 詳しくは、研修後のフォローのご案内をご覧ください。

研修プログラム

PICK UP これまで作成したカスタマイズ研修の一部です。汎用性の高いものをご紹介いたします。是非、ご検討ください。


基本プログラム 改良を重ねた下記の基本プログラムをベースに、育成ニーズやご要望を満たすカスタマイズ研修を創り上げます。

 階層別研修プログラム


パンフレット(別画面で表示されます)

PDCA行動変革支援


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