テーマ別研修・基本プログラム

”叱る・褒める” 実践研修


  対  象  者  管理者、中堅社員(入社6年目以上程度の一般職)  
  基本時間  7時間  
  研修形態  基礎理論の講義、演習、フィードバック講義で構成。  
   演習形態は、割合が高い順に  ①グループ討議  ②ロールプレイング
 

  ▮研修のねらい

部下(後輩)の行動改善と行動強化に向け、効果的な叱り方と褒め方を身に付けます。

  • 部下の行動改善につながる効果的な叱り方、パワハラにならない叱り方を身に付けます。叱る際の注意点を理解するとともに、行動の改善意欲を高める叱り方などを、講義や演習を通じて習得します。
  • 部下の行動強化につながる効果的な褒め方を身に付けます。褒める箇所の着眼点を理解するとともに、効果を高める言い回し、褒めた後の改善点の指摘の仕方などを、講義や演習を通じて習得します。

  ▮研修プログラム

 

7時間コース

 
 

1.オリエンテーション

 

2.効果的な叱り方を身に付ける

(1)叱る際の留意点

  ①怒るな叱れ、責めるな叱れ

  ②表情や発声を整える

  ③頭ごなしに叱らない

  ④性格や人格を否定しない

  ➄見下した言い方をしない

(2)行動改善への意欲を引出す

  ①叱る理由を理解・納得させる

  ②自己肯定感を高める

(3)重要ポイントはインパクトを高める

(4)ダメージを抑える

(5)叱るを実践する

  ①基本プロセスに基づき叱る

  ②説得しながら叱る

  ③大雑把に叱らない ~フォーカスする

  ④叱る重要ポイントを見つける

(6)その他の留意点

  ①叱るタイミングとシチュエーション

  ②一度に叱るのは2ヶ所程度まで

  ③場合によっては一言で済ませる

3.効果的な褒め方を身に付ける

(1)褒めることの重要性

(2)褒める効果

  ①行動の強化  

  ②自信や自己肯定感の向上

  ③信頼関係の醸成

(3)褒められない理由

(4)褒める箇所の着眼点

  ①日頃の望ましい行動  

  ②高い成果、向上した成果

  ③改善された行動

  ④問題がある中での良い行動

(5)褒めた後の改善点の指摘

(6)効果的な褒め方、言い回し

  ①大雑把に褒めない ~フォーカスする

  ②言葉(理屈)だけに頼らない

  ③Iメッセージを加える

(7)褒めるを実践する

  ①日頃の行動を褒める

  ②仕事の成果を褒める

 

4.まとめ ~叱ると褒めるを実践する

 

 

演 習 の 一 部 紹 介

叱り方の留意点を確認する演習

見下した言い方ではなく、対等な目線で伝えることの重要性や実践ポイントを確認します。

演習(部下のミス) ※こちらの無断使用はお断りいたします。

部下の田中さんがミスを起こした。そのミスは3度目だった。

ミスの報告を受けた上司は、田中さんに対して「何回言ったらわかるんだよ」とあきれぎみに注意した。

 

【設問】上司の問題点を挙げてください。また、どのように伝えるべきかを検討してください。

ポイントを見いだし叱る演習

叱るポイントを見いだし、叱る方法を検討します。そのうえで、叱るロールプレイングを実施します。

演習(A社からのクレーム)一部のみ掲載 ※こちらの無断使用はお断りいたします。

~前半省略

部下の山本さんに ”自社の製品パンフレット30部を顧客企業A社に送る” よう指示した。山本さんはすぐにA社にパンフレットを送付した。数日後、A社の担当者から山本さんにクレームが入った。

「お送りいただいた製品パンフレットですが、昨年のものでしたよ。弊社のお客様に案内したところ、お客様から ”これは、古いパンフレットではないですか?” と言われてしまいました。弊社の信用にも関わることですので、気を付けてください」という内容だった。

 

山本さんの単純なミスだった。山本さんはすぐに今年度のパンフレットを送付した。ただ、上司である ”あなた” には報告しなかった。

 

後日、あなたはA社の担当者と会った。いつも通りに挨拶をして話していたところ、A社の担当者は憮然とし、「謝罪の一つもないんですか?」と聞いてきた。そこで初めて、クレームの件を知った。

 

会社に戻り、山本さんにクレームの件を聞いた。すると下を向き「すみませんでした。報告しなければと思っていたのですが、ミスを知られるのが怖くなってしまって・・・。報告のタイミングを外したら、ますます言い出しにくくなって・・」と、か細い声で言ってきた。

 

【設問】ポイントを見いだし、山本さんを叱ってください。

褒めた後の改善点の指摘の仕方を考える演習

相手の意欲を高める ”褒めた後の改善点の指摘” の仕方を検討し、ロールプレイングを実施します。

演習(新製品の勉強会)一部のみ掲載 ※こちらの無断使用はお断りいたします。

~前半省略

営業課の課長である ”あなた” は、部下の山田さんに、新製品の勉強会の企画と実施を指示した。勉強会は、対象者を変えて計4回実施する。

 

山田さんは指示を受けて、一生懸命に企画を考え、資料作りに励んだ。特に力を入れたのは、新製品の特徴と利点をわかりやすく伝えることだった。イメージを持ってもらうために、新製品の使いやすさ(特徴)や使った場合の効果(利点)を、4コマまんがで表現した。第1回目の勉強会を開催した。

 

終了後、あなたは参加者に勉強会に対する感想を聴いた。すると多くの参加者が「特徴や利点はとてもわかりやすかったが、販売の対象層(どのような人が欲しがるのか)が、いまひとつわかりにくかった」との意見を持っていた。

第2回目以降は、”販売対象層” を明確にしてもらう必要がある。

 

【設問】頑張った山田さんに対して、何と伝えますか。伝える内容をまとめてください。

研修のカスタマイズ

  • 現在の問題点(部下指導の問題、叱り方の問題など)などをお教えいただければ、問題解決につながるよう、できる限り対応いたします
  • 実施内容を絞り込み、管理者研修や中堅社員研修のワンセクションに加えることもできます。

研修プログラム

PICK UP これまで作成したカスタマイズ研修の一部です。汎用性の高いものをご紹介いたします。是非、ご検討ください。


基本プログラム 改良を重ねた下記の基本プログラムをベースに、育成ニーズやご要望を満たすカスタマイズ研修を創り上げます。

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