階層別研修・基本プログラム

中堅社員研修


  対  象  者 中堅社員(入社6年目以上程度の一般職)  
  基本時間 14時間  
  研修形態 基礎理論の講義、演習、フィードバック講義で構成。  
  演習形態は、割合が高い順に  ①グループ演習  ②ロールプレイング  ③個人演習  

  ▮研修のねらい

管理者を強力にサポートする職場リーダーを育成します。

  • 組織の存続条件となる ”顧客満足” ”組織の信頼” ”組織効率” の重要性を理解します。そのうえで、職場の中核である中堅社員の役割を確認します。それらを通して、中堅社員は『組織の存続・発展に向けた ”より良い職場(実務の現場)創り” の要』であるとの自覚を高めます。
  • 中堅社員の役割遂行に向けて、顧客視点の強化、効率化の推進力の強化、リスク・マネジメントの実践力の強化を図ります。
  • 中堅社員に求められるリーダーシップを身に付けます。影響力を生み出す要因を検討したうえで、自身の行動の見直しと、人を動かすコミュニケーション力を強化します。
  • 後輩指導の実践力を高めます。育成ニーズを見いだす力、わかりやすく説得力ある指導をする力を強化します。

  ▮研修プログラム

  14時間コース(2日間)
  1.オリエンテーション

 

2.中堅社員の望ましい姿

(1)組織の存続条件

(2)顧客満足とコンプライアンス

(3)組織創りは現場創り

(4)中堅社員に求められる役割

  ~中堅社員は現場創りの要

(5)中堅社員が目指すべきリーダー像

(6)与件の中で役割を果たす

  ~管理者との連携を機能させる

 

3.仕事力を高める

(1)顧客満足の視点

  ①顧客価値を前提とする

  ②社内業務も顧客視点で取り組む

(2)組織効率の視点

  ①効率化推進の基本姿勢

  ②わかりやす化、やりやす化を推進する

  ③行動意欲が高まる仕組みを創る

(3)リスク管理の視点

  ①リスクに敏感になる

  ②リスク対応の考え方

   ~人への対応と仕組みへの対応

4.リーダーシップの発揮

(1)リーダーシップパワーの種類

(2)中堅社員に求められるリーダーシップ

(3)リーダーシップ発揮の要因

  ~信頼を生み出す行動

(4)仕事の価値を認識させる

(5)関係づくりと傾聴

(6)論理的なコミュニケーション

(7)効果的な動機付け

  ①行動意欲が高まる働きかけ

   ~相手の成熟度に合わせた対応方法

  ②より良い結果評価を与える

 

5.後輩指導の実践

(1)指導の定義と手順

(2)育成ニーズを捉える

(3)ティーチングの実践

  ①改善点をわかりやすく示す

  ②ティーチングの基本プロセス

  ③育成ニーズに基づき内容をまとめる

(4)コーチングの活用

  ①コーチングのメリット・デメリット

  ②OJTにおけるコーチングの留意点

  ③相手の問題意識を醸成する

演 習 の 一 部 紹 介

望ましい仕事の姿勢を考える演習

ケースの中堅社員の評価を通じて、望ましい仕事の姿勢を確認します。

演習(提案の却下) ※こちらの無断使用はお断りいたします。

技術系の部門に属する中堅社員の田中さんは、若手社員の自己啓発に対する意識が低いことを危惧していた。

田中さんは ”部門の生産性向上には、一人ひとりの技術向上は欠かせない。そのためには、若手社員の自己啓発意識を高めることが大切だ” と考え、課長に一つの提案をした。

 

課長に自分が感じている問題を説明した。そして、

 田中

 

 

 課長

 

 田中

 課長

 

 田中

「若手社員の自己啓発意識を高めるためには、高い技能が求められる仕事を若手に経験させることが効果的だと思います。それにより技能向上の必要性を実感できます。仕事の割当変更を許可していただけませんか。私の方で案を考えますので」

「たしかに自己啓発意識を高めることは大切だ。ただ、品質を第一に考えなければならない。高い技能が求められる仕事を、若手に割り当てるわけにはいかない」

「もちろん私がサポートします。品質は担保するようにします」

「ただ、田中さんの負担が重くなれば、どこかでしわ寄せがくる。技能に見合った仕事を割り当てる方針を変えることはできない」

「・・・わかりました」

田中さんは、”せっかく考えたのに・・・。これじゃあ対応のしようがない” と考えた。

 

【設問】田中さんの仕事の姿勢を評価してください。また、望ましい仕事の姿勢をまとめてください。

指導のロールプレイング

ティーチングとコーチングのセオリーに基づき、ロールプレイングをします。それにより、実践力を高めます。

演習(指示書の記載ミス)一部のみ掲載 ※こちらの無断使用はお断りいたします。

~前半省略

ある日、業務部から回ってきた指示書を見て、佐藤君は「おっ」と声を上げた。同僚が「どうした何かあったの」と聞くと、「今日の製造数は8個だって。ゆっくり仕事できるよ」と答えた。同僚は「そんなに少ないのって、変じゃないかな」と伝えたが、佐藤君は「僕の仕事は、指示書に基づき、指示書通りに作業すること」と同僚の顔を見ながら、諭すように言った。

 

翌日、指示書の製造数の記載ミスが発覚した。佐藤君は係長に呼ばれた。

 係長

 佐藤

 

この指示書の8個という数値を見て、おかしいとは思わなかったのかい?

私の仕事は、指示書に基づき作業することです。数値がおかしいとか、特に考えません。間違ったのは業務部で、私は指示通りにやりました。私に何の問題があるのですか?

すると係長は、顔を紅潮させ「何を無責任なことを言っているんだ!」と大きな声で怒鳴った。

その様子を見ていた佐藤君の先輩である山田さんが、止めに入った。そして、「係長、私から少し話をさせていただけませんか」とお願いした。

~以下省略

 

【設問】佐藤君の育成ニーズをまとめたうえで、面談を行い指導してください。

研修のカスタマイズとフォロー

  ▮研修プログラムのカスタマイズについて幹部候補育成研修の実施事例中堅社員研修の実施事例を併せてご参照ください)

  • ご要望に応じて、受講対象者の職務要件等との整合性が取れるよう、研修内容を見直します。
  • 中堅社員の問題点(仕事の姿勢、後輩指導など)や職場の問題点(チームワーク、業務改善の取り組み状況など)をお教えいただければ、問題解決につながるよう、できる限り対応いたします
  • 『後輩指導に重点を置いて欲しい』『業務改善に重点を置いて欲しい』『タイムマネジメントの実践を加えて欲しい』『説明力と説得力の強化を加えて欲しい』などのご要望がございましたら、研修効果や全体のバランスを踏まえたうえでプログラムをカスタマイズいたします。
  • 1日コースへのカスタマイズも可能です。

  ▮研修後のフォローについて

  • ご要望に応じて、事後課題 ”行動改善・職場改善計画書の策定” をご用意いたします。
  • ご要望に応じて、フォローアップ研修(行動の振り返り、研修の復習、能力強化、今後の課題形成)を実施いたします。

 詳しくは、研修後のフォローのご案内をご覧ください。

研修プログラム

PICK UP これまで作成したカスタマイズ研修の一部です。汎用性の高いものをご紹介いたします。是非、ご検討ください。


基本プログラム 改良を重ねた下記の基本プログラムをベースに、育成ニーズやご要望を満たすカスタマイズ研修を創り上げます。

 階層別研修プログラム


パンフレット(別画面で表示されます)

PDCA行動変革支援


研 修 実 施 要 領

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