建設業B社 研修実施事例

新人指導力強化研修

お客様の問題意識(育成ニーズなど)やご要望

 ー 制度の円滑な運用に向けてメンターを育成したい。

新人の定着率向上に向け、メンター制度を構築した。制度が円滑に運用できるようメンターを育成したい。

 ー 職場の実情に合わせて欲しい。

業務の都合上、メンターと新人が別な現場になることが多い。その場合の対応のポイントを含めて欲しい。

 ー 具体的にわかりやすく進めて欲しい。

これまで指導経験が無い者もおり、ロールプレイングなどで具体的にわかりやすく進めて欲しい。

研修、札幌、北海道、新人指導、メンター研修。

 ー 新人との信頼関係構築と新人の思いを引出す対話力強化を手厚くして欲しい。


研修プログラム

 基本プログラムをベースに、以下に留意しカスタマイズする。

 ー ご依頼元の制度とプログラム内容が、マッチングするようカスタマイズする。

制度で示されているメンターの役割との整合がとれるよう、プログラム内容をカスタマイズする。

 ー 新人との関係づくりと面談の進め方を手厚く実施する。電話やメールでの対応の留意点を加える。

新人との信頼関係構築に向けたコミュニケーション力強化を手厚く行う。また、新人との面談のロールプレイングを加えるとともに、勤務場所が違う場合の対応の留意点(電話やメールでの面談の留意点)についても実施する。

 ー 指導や支援のロールプレイングを多めに実施する。

理論の理解に加えて、ケースに基づく指導や問題解決支援のロールプレイングを多めに実施し、実践力を強化する。

  6時間コース  
  1.オリエンテーション

(1)新入社員の現状

(2)メンターの役割

 

2.信頼を得る

(1)信頼を得る重要性

(2)信頼を得るための4つの要因

 

3.相手を尊重する・思いを引き出す

(1)新人への挨拶とファースト・アプローチ

(2)声かけ、語りかけ

(3)傾聴の実践

(4)新人の思いを引き出す面談の進め方

(5)電話やメールでの対応の留意点

 

4.新人指導の実践

(1)わかりやすく教える

(2)自己肯定感が高まるよう教える

(3)行動基準が身に付くよう教える

 

5.習慣化させる

(1)叱る際の留意点 (2)習慣化のポイント

(3)褒める際の留意点

 

6.仕事にやりがいを持たせる

(1)やりがいの重要性

(2)積極性を高める働きかけ方

(3)自主性を引き出す仕事の割り当て方

(4)成功体験をさせる

 

7.新人の支えになる

(1)問題解決支援の姿勢

(2)育成につながる問題解決支援

(3)こころを支える

 

演習の一部紹介

面談のロールプレイング

面談の基本を確認した後、メンター役と新人役を決めてロールプレイングを行います。新人役から抱える悩みを引出したら終了となります。終了後に、新人役からメンター役に良い点や改善点をフィードバックします。

演習(新人との面談)一部のみ掲載 ※こちらの無断使用はお断りいたします。

 

◉メンター役の留意点

 面談のスタートは、優しさが伝わる穏やかな表情で対応する。終始、傾聴を実践する。

 ①最初に面談の趣旨を伝える。

 ②最初は簡単に答えられる質問(身近な過去質問等)から入り、対話への安心感を醸成する。

 ③抽象的な質問で回答が無ければ、具体的に質問して考える切り口を示す。

 ④経験談などを伝えて、思いを語ることへの安心感を醸成する。

 ⑤曖昧な点があれば、質問を繰り返し、相手の悩みを明確化する。

 ⑥ペーシングに留意し、共感を伝えながら話を聴く。

 

◉新人役の留意点

 ①抽象的な質問をされても、「思いつきません」と回答する。

 ②具体的に質問をされても、答えづらそうに「・・特には・・」と言葉を濁す。

 ③経験談を伝えられて、安心感が生まれたら悩みを打ち明ける。


◉進め方 ~以下省略

指導力の強化を図る演習

新人指導のあり方の検討を通じて、育成効果が高まる指導法を習得します。

演習(限定的な育成効果)一部のみ掲載 ※こちらの無断使用はお断りいたします。

斉藤さんが入社して5ヶ月が経った。仕事も覚えて、職場にも慣れてきた。

ただ同時に、時間のルーズさが目に付くようになってきた。

 

朝においては、遅刻はしないものの勤務開始時間の9:00に席にいないことがある。

~中略

ある朝、山本先輩は遅れて席についた斉藤さんを注意した。「斉藤さん、9:00には席についてもらわないと困るよ。明日から気をつけて」。斉藤さんは「すみませんでした。気をつけます」と素直に謝った。

翌日、斉藤さんは9:00には席にきちんとついていた。ただ、午後の開始時間には、相変わらず5分程度の遅刻をしていた。それに対しても「13:00にも、しっかりと席につくように」と指導を行い、行動が改善された。

 

ある日、斉藤さんを含めて3人で打ち合わせをすることになった。時間になってもミーティングルームに斉藤さんは来なかった。内線電話をかけようとした時、斉藤さんがミーティングルームにやってきた。開始予定時間から5分ほど経過していた。

~以下省略

 

【設問】

指導によって斉藤さんは9:00と13:00に席につくようになりました。ただ、ミーティングの時間は守られていません。これは指導による育成効果が限定的だったことを示しています。育成効果を高めるためには、斉藤さんに何を教えるべきだと思いますか。


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