団体C社 研修実施事例

幹部候補育成研修(中堅社員対象)

お客様の問題意識(育成ニーズなど)やご要望

 ー 幹部候補であるとの自覚を強化したい。

今後、より経営に近いポジション(管理者、上級管理者)を担う立場にあることを自覚させ、自己啓発意識を高めたい。

 ー 経営の視点で、より良い現場を創り上げるリーダーを養成したい。

経営的な視点を強化し、経営戦略に準拠した現場を創り上げる能力(人を動かす・人を育てる力、業務プロセスを改善する力など)を強化したい。

研修、札幌、北海道、幹部候補、管理者候補、管理職。


研修プログラム

 ー 現在と将来の双方の視点で、役割や行動を考えることができる内容とする。

組織の存続・発展に向けて求められる役割を、現在と将来の視点で理解する。また、現在と将来の役割を踏まえ、今後の行動(取り組むべき仕事・強化すべき能力)を検討する。

 ー 経営視点を持った現場リーダーを養成する。

経営戦略(トップ)と実務の現場(ボトム)の一貫性の実現に向けて、現場リーダー(現在の役割)に求められる姿勢と能力を強化する。

  12時間30分コース(2日間)  
  1.オリエンテーション

 

2.経営幹部としての自覚を持つ

(1)組織の存続条件

(2)妥当性の高い戦略、戦略に準拠した組織活動

(3)マネジメントの目的と必要性

(4)中堅社員に求められること

 

3.リーダーに求められる仕事の姿勢

(1)仕事の成果を生み出す要因

(2)現場リーダーとして望ましい仕事の姿勢

(3)真のリーダーとは

 

4.リーダーに求められるコミュニケーション力

(1)関係づくりの基本

(2)傾聴の実践

(3)部下・後輩の動機付け

(4)部下・後輩の指導・育成

  ①ティーチングの実践

  ②コーチングの活用

 

5.成果を生み出す建設的な議論

(1)議論のテーマを共有する

(2)議論を進めるための必要情報を見つける

(3)相違した意見を解決する

 

6.職場の変革

(1)変革推進の2側面

(2)ミスの防止とリスク・マネジメント

(3)効率化の着眼点

 

7.問題解決のフローと問題を見いだす視点

(1)問題発見と原因の探索

(2)課題設定と達成計画の策定

(3)マネジメント・サイクルを回す

 

8.経営視点からの発想

(1)経営戦略の考え方

(2)成長に向けた事業の構築

(3)経営視点からの中堅社員の役割

 

9.目標設定と行動基準の策定

 

演習の一部紹介

事業分析・役割確認の演習

組織活動成立の条件と組織活動における将来と現在の役割を理解します。

演習(自動車ディーラーA社)一部のみ掲載 ※こちらの無断使用はお断りいたします。

A社は大手自動車メーカーのディーラーである。販売と点検・整備を行っている。

B県で事業を展開し、順調に業績を伸ばし、現在は22店舗(中古車販売、サービスセンターを含む)を構えるようになった。24年前に訪問販売をやめ、店舗販売のみに事業を転換した。主なターゲットは、地域に住む30~50代のファミリー層である。

 

A社は、販売と点検・整備は車の両輪であると考えている。

~中略

接遇トレーニングにも力を入れている。それ以外にも、店舗スタッフには、装飾などのレイアウトの勉強会やフラワーアレンジメントの教育も行っている。

 

店舗では、様々な取り組みがなされている。

・店舗前の毎朝、清掃している。店舗内の清掃は1日に数回、時間を決めて行っている。

・店舗内はトイレを含めて様々な装飾が施され、お客様からは ”来るだけで楽しい” との評判である。

~中略

店舗のお客様、点検・整備のお客様に満足度アンケートを実施している。”アンケート用紙を置いておく” のではなく、スタッフがアンケート用紙を持って、丁寧に協力をお願いしている。アンケートは、販売や整備に関わる点だけではなく、スタッフの態度、店舗の快適性なども含まれている。

 

アンケート結果は、担当スタッフと管理者が必ず目を通している。目標は ”全ての項目が満足” の状態ではあるが、たまに普通や不満との回答も挙がってくる。その場合は、スタッフへの注意ではなく、改善策の検討を主題に管理者とスタッフが話し合っている。

~以下省略

 

【設問①】事業好調の要因を分析したうえで、組織の存続・発展の条件をまとめてください。

 

【設問②】組織活動の成立に向けて求められる、現在と将来の役割をまとめてください。

 

後輩とのコミュニケーションの留意点を確認する演習

後輩とのコミュニケーションを成立させるポイントを確認します。

演習(後輩への対応) ※こちらの無断使用はお断りいたします。

3ヶ月ほど前から一緒に仕事をしている後輩がいる。後輩は現在の業務に就いて間もないため、業務内容を理解しきれていない。ミス防止や効率維持のため、仕事の指示は細かく説明するようにしていた。

ある時、後輩に仕事を指示していると突然「以前、一緒にやっていた佐藤先輩は、もっと裁量を与えてくれました。田中さんの指示だとやる気が起きません」と感情的に言ってきた。

 

【設問】感情的に言ってきた後輩に対して、どのように対応しますか。


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